ほかのランタイムを使う¶
基本セットに入っているのは Windows (Unity) ランタイムだけです。PSP・X68000・MSX (V9990) のランタイムは、エディタで 初めて選んだときに自動でダウンロード します (0.91.0-beta 以降)。
Windows (Unity) 以外のランタイムは α 版です
PSP・X68000・MSX・XZ80 のランタイムは α 版 で、一部の機能が未実装です。未実装のコマンドは書き出すときに読み飛ばされるので、スクリプトはそのまま進行します。 作品として完成させる場合は、Windows (Unity) ランタイムをお使いください。対応状況は ランタイム対応表 を参照してください。
| ランタイム | 状態 | 利用者が用意するもの |
|---|---|---|
| PSP | α 版 | なし (エミュレータ PPSSPP も自動でダウンロードします) |
| X68000 | α 版 | RetroArch と PX68k コア、X68000 の IPL/CG ROM、Human68k 3.02 のシステムディスク (無償公開物。起動 HDF はエディタが作ります) |
| MSX (V9990) | α 版 | openMSX、MSX turboR (Panasonic FS-A1GT) のシステム ROM |
| XZ80 | α 版 (公開準備中) | — |
ダウンロードのしくみ¶
- エディタでランタイムを選ぶと、必要なもの (ランタイム本体・共通ツールなど) の一覧とライセンスが表示されます。
- 「はい」を押すと、GitHub の VNStudio 公式配布ページ (Releases) からダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルは、署名付きの配布情報に書かれたハッシュ値 (SHA-256) と照合してから使います。一致しないファイルは破棄します。
ダウンロードしたものは %LOCALAPPDATA%\VNStudio\components に保存され、次回からはダウンロードせずに使います。新しい版が公開されたときは、ランタイムを選んだときに更新するかどうかを確認します。
ランタイムごとに別々に更新されるので、基本セットを入れ直す必要はありません。
共通ツールについて
PSP・X68000・MSX では、共通ツール (vnstudio-tools.exe、約 33 MB) も一緒にダウンロードします。最初のランタイムで一度ダウンロードすれば、ほかのランタイムでも使い回します。
作業ファイルは %LOCALAPPDATA%\VNStudio\work に作られます。
PSP¶
PSP ランタイムの主な未実装機能 (α 版)
セーブ・ロード、システムメニュー、FM 音源 (fm)、小数・文字列の変数。
追加の準備は要りません。 初めて PSP を選んだとき、ランタイムと一緒に PSP エミュレータ PPSSPP (GPL-2.0 以降) を PPSSPP の公式サイト からダウンロードします。VNStudio は PPSSPP を再配布しておらず、公式サイトの配布物をそのまま取得します。
X68000¶
X68000 ランタイムの主な未実装機能 (α 版)
セーブ・ロード画面、システムメニュー、FM 音源 (fm)、小数・文字列の変数。一部の演出・サウンド命令は部分対応です。
X68000 のプレビューには、エミュレータ RetroArch と PX68k コア を使います。次のものを用意してください。
- RetroArch をインストールします。libretro 公式の配布サーバー buildbot.libretro.com から
RetroArch-Win64-setup.exeをダウンロードして実行してください。- 検索で出てくる「RetroArch ダウンロード」系のサイトには、公式ではないものや広告の多いものがあります。上のリンク (公式) を使ってください。
- RetroArch のソースコードと公式情報は GitHub の libretro/RetroArch にあります (GitHub には Windows 版のインストーラーは置かれていません)。
- RetroArch を起動し、「オンラインアップデータ」→「コアダウンローダー」から Sharp - X68000 (PX68k) を入れます。
- RetroArch のフォルダにある
system\keropiフォルダに、X68000 のiplrom.datとcgrom.datを置きます (フォルダがなければ作ります)。 - 起動用のハードディスクイメージ (HDF) を作ります。
- X68000 LIBRARY の「Human68k version 3.02 のシステムディスク」 から、ディスクイメージ版
HUMN302I.LZHをダウンロードします (展開は不要です)。 - X68000 を選んだときに表示される設定画面で、「Boot HDF template」の下の 「Human68k 3.02 から作成...」 を押し、ダウンロードした
HUMN302I.LZHを選びます。 - 利用条件を確認して「はい」を押すと、PX68k で起動する HDF (60MB) を自動で作り、設定に書き込みます。
- X68000 LIBRARY の「Human68k version 3.02 のシステムディスク」 から、ディスクイメージ版
X68000 を初めて選んだとき、見つからなかった項目を指定する設定画面が表示されます。 ゲームのファイルを HDF に書き込むためのツール rb-cli (rusty-backup、AGPL-3.0) は、公式の配布ページから自動でダウンロードします。
X68000 で使える機能
X68000 では、台詞の中の \n (改行) に対応していません。そのまま文字として表示されます (長い台詞は自動で折り返されます)。
Human68k の利用条件
Human68k 3.02 は、シャープが無償公開したソフトウェアです。同梱の 許諾条件 に従ってください。 シャープ X シリーズとそのエミュレータ上でのみ使え、作ったものの配布は無償に限られます。起動 HDF はプレビュー用です。有償の作品には同梱しないでください (VNStudio が書き出す X68000 の配布用ファイルには、HDF は含まれません)。
ROM と HDF について
X68000 の ROM と Human68k は VNStudio には含まれていません。ROM はご自身で権利をお持ちのものを使ってください。
MSX (V9990)¶
MSX ランタイムの主な未実装機能 (α 版)
セーブ・ロード・CG モード (準備中)、背景の重ね合わせ (bg1〜bg3)、録音した BGM (bgm)、システムメニュー、小数・文字列の変数。
MSX のプレビューには、エミュレータ openMSX を使います。GFX9000 (V9990) を載せた MSX turboR (Panasonic FS-A1GT) として起動します。
- openMSX の Windows 版をインストールします。次のどれかの場所にあれば自動で見つけます。
C:\Program Files\openMSX\openmsx.exe(インストーラーの既定の場所)%LOCALAPPDATA%\VNStudio\Tools\openMSX\openmsx.exe- 環境変数
VNSTUDIO_OPENMSXに指定した場所
- Panasonic FS-A1GT のシステム ROM
fs-a1gt_firmware.romとfs-a1gt_kanjifont.romを、openMSX のshare\systemromsフォルダ、またはドキュメント\openMSX\share\systemromsに置きます。- openMSX は ROM をファイル名ではなく中身で見分けます。VNStudio も同じ方法で確認し、足りないときは MSX を選んだときに不足しているファイル名を表示します。
準備ができていないときは、MSX を選んだときに案内が表示されます。
MSX で使える機能
XZ80¶
XZ80 ランタイムの主な未実装機能 (α 版)
セーブ・ロード、背景スクロール、システムメニュー・設定メニュー、小数・文字列の変数。
XZ80 ランタイムは公開の準備中です。現在のバージョンでは、選ぶと「準備中」と表示されます。
ダウンロードしたランタイムを削除するには¶
%LOCALAPPDATA%\VNStudio\components の中の、ランタイムの名前のフォルダを削除してください。次に選んだときに、もう一度ダウンロードします。